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母体と胎児をつなぐ胎盤には、体内の細胞の原料となるアミノ酸や、身体を成長されるための重要な栄養源になるタンパク質・脂質・糖質や成長因子、身体機能を正常に保つビタミンやミネラル、さらには、遺伝子の修復や新陳代謝の調整を行う核酸、抗酸化作用を高める活性ペプチド、健康な肌をつくるヒアルロン酸などが含まれています。つまり、プラセンタ(胎盤エキス)は栄養の宝庫であるばかりか、エイジングケアや免疫力アップに効果があると言われています。
我が国では、1950年代より肝機能障害・更年期障害・乳汁分泌不全などの治療にプラセンタが使われるようになりました。現在、厚生労働省が承認しているプラセンタ注射は、肝機能障害(慢性肝炎/肝硬変)に対するラエンネック(株式会社日本生物製剤)と、更年期障害や乳汁分泌不全に対するメルスモン(メルスモン製薬会社)です。両者の違いは製造過程にあり、ラエンネックの方がやや高濃度ですが、美容を含めたアンチエイジング(保険外使用)の場合には、効果にあまり差がないと言われています。しかしながら、更年期障害が重い人にはメルスモンを、疲労回復ならラエンネックが使用されることが多いようです。
当院では、メルスモン、ラエンネックいずれかの皮下注射によるプラセンタ治療(自由診療:1,500円)を行っています。薬剤の選択につきましては、担当医とご相談ください。
注射の頻度、効果持続期間について
一般的にプラセンタ注射の効果持続は2-3日と言われています。故に、最初の1ヶ月は週に1-2回、以後、1-2週に1回の頻度が推奨されています。
プラセンタ注射を受ける前に確認してください
平成18年10月10日より日本赤十字社は、プラセンタ注射を受けた方の献血を受けつけていません。これは、サプリメントと異なり、注射薬はヒト胎盤から抽出されており、変異型クロイツフェルトヤコブ病の伝播の理論的なリスクが否定できないために行われている措置です。献血のみならず臓器提供も制限されますので、必ず家族と相談してください。